いよいよ引越し当日!イメージしておきたい一日の流れ
引越し当日はやるべきことがたくさんあります。段取りに手間取って作業時間が長引くと、引越し業者に超過時間分の追加料金を払わざるを得ないこともあります。滞りなく作業を進めるために、事前にイメージしておきたい引越し当日の1日の流れをご紹介します。
旧居で行う作業
まずは引越し当日、旧居で行う作業からです。
梱包の完了
引越し当日までに、すべての荷物をダンボールに詰め終えておきます。ベランダや玄関なども見て、梱包し忘れた物がないかチェックしましょう。エアコンや洗濯機の取り外しなどは引越し業者に頼む(有料)のではなければ、事前に行っておきます(洗濯機は1日前から水抜きをしておくことも必要)。家具の保護カバーや、壁などの養生については通常、無料で引越し業者が行ってくれるため、依頼主はとくに作業をする必要はありません。
引越し業者との打合せ
引越し業者が到着したら、まず当日の打合せです。運ぶ荷物の数、新居のレイアウト、荷物を置いてほしい場所などを確認します。部屋の階数やエレベーターの有無、トラックを停める場所などについても再確認しておきます。新居のレイアウトは、前もって間取り図を用意しておくと便利です。また、作業員に飲み物などを差し入れする場合は、この時点で渡しておくと喜ばれますよ。
搬出開始
ここからは引越し業者のスタッフが作業を行っていきます。ただし、打ち合わせ時に出なかった内容、例えば持ち運ぶ順序など細かい指示を求められることがあるので、その場を離れないようにします。
搬出の点検
すべての荷物を運び出し、トラックに積み込んだかを確認します。駐輪場の自転車なども忘れずに。そのあとはすぐに新居への移動となります。なお、旧居の掃除のための道具だけは部屋に残しておいて、掃除が終わったあと自分で運ぶようにします。
搬出後の作業
荷物が運び出された後の旧居の掃除、ガスの閉栓作業、大家さんや管理会社への部屋の引き渡し、退去前の挨拶など、荷物の搬出後には意外にやるべき作業があります。しかし、これらは搬出後すぐに行うとあっという間に時間が経ってしまうため、一旦、新居への荷物搬入が終わった後で改めるほうがいいでしょう。もし家族や引越しを手伝ってくれる人がいればそれらの作業を任せ、自分は新居に向かうといったように手分けをする方法もあります。
引越し当日の移動について
引越し業者のトラックは輸送用のものなので、原則として依頼主を一緒に乗せることはできません。特殊なケースで同乗できることもありますが、基本的には乗ることができないと理解しておきましょう。そのため、自分は電車や車で新居へ移動することになります。到着時間を打ち合せて、引越し業者とは再び新居で落ち合うようにしましょう。
新居でする作業の流れ
新居に着いてからの作業は次のように進みます。
搬入開始
新居への搬入作業は、荷物と依頼主がそろってからでないと始められません。引越し業者に鍵を預けて「先に始めておいてください」というわけにはいかないので要注意です。荷物をどこに置くかも、改めて現場で指示していきます。
搬入した荷物の点検
部屋にすべての荷物が運び込まれたら、荷物がすべてそろっているか、荷物の破損や家具の傷などがないかを点検しましょう。
引越し業者への支払い
支払いは現金払いが主流です。事前に見積もりで提示された金額を用意しておきましょう。領収書も必ず受け取ってください。
開栓作業の立会い
新居のガス開栓作業は、ガス会社の業者と一緒に立ち会う必要があります。引越しをしてすぐに使いたいときは事前に日時を調整して、当日に開栓を行うようにします。
ご近所への挨拶
荷物の搬出や作業が落ち着いたら、新しい大家さんやお隣、下の階などに挨拶に行きましょう。後日改めてでもかまいませんが、引越し当日であれば搬入作業で騒がしくしたお詫びを兼ねて挨拶ができます。なお、旧居の掃除やガスの閉栓の立ち会い、部屋の明け渡しなどを行う場合は、新居からまた戻って作業をすることになります。
引越し当日は新生活がスタートする日でもあります。事前の準備も含めて、滞りなく作業を行うことができるよう、当日の流れを把握しておきましょう。